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ヴードゥーカルト / Voodoocult - ヴードゥーカルト / Voodoocult


Voodoocult/back Voodoocult/obi Voodoocult/front Voodoocult/tracklist


「フィリップ・ボア率いるスラッシュ・コア・プロジェクト、ヴードゥーカルト!!
待望の2ndアルバム早くも登場!
アグレッシヴで怒りに満ちたサウンドが君の体を打ちのめす!」

「日本盤のみボーナス・トラック2曲追加収録」

"The thrash core project that Phillip Boa leads, Voodoocult!!
Its long-awaited 2nd album already came up!
The aggressive sound full of anger beats up your body!"

"Only the Japan CD includes the added 2 bonus tracks"


発売:ビクター エンタテイメント・1995年
Victor Entertainment 1995

¥2,500(税込) (税抜価格¥2,427)
2,500 yen with tax (2,427 yen without tax)

(収録曲目 / tracklist)
1. Welcome to a new season of deathwish / ウェルカム・トゥ・ア・ニュー・シーズン・オブ・デスウィッシュ
2. King of the beautiful cockroach / キング・オブ・ザ・ビューティフル・コックローチ
3. The Stranger / ストレンジャー
4. I close my eyes before I bleed to death / アイ・クローズ・マイ・アイズ・ビフォー・アイ・ブリード・トゥ・デス
5. When you live as a boy / ホエン・ユー・リヴ・アズ・ア・ボーイ
6. Exorcized by a kiss / エクソサイズド・バイ・ア・キッス
7. Cliffhanger on a bloody sunday / クリフハンガー・オン・ア・ブラディ・サンデー
8. Violenca / ヴァイオレンカ
9. Egomania / イーゴマニア
10. Die Erotik der Maschine / ディー・エロティク・デル・マシン
11. Electrified Scum / エレクトリファイド・スカム
12. Angry hearts & soldiers / アングリー・ハーツ・アンド・ソルジャーズ
13. Coma in Cuba / コーマ・イン・キューバ

12,13 日本盤ボーナス・トラック
1. ウェルカム・トゥ・ア・ニュー・シーズン・オブ・デスウィッシュ

新たな死の願望の季節へようこそ
そして他の危険なものも
おいで――驚きはしないから
ちょっとは怖いかもしれないがね
自分がロマンチックであることは――忘れろ
おまえの油断のない目が見つめるだけ
だからしばらく心を開いてみるがいい
でも心配するな――また眠れる時がやってくるから
それは長く、永遠になるかもしれないが

哲学的な問題は一つしかない:
俺が突然死ぬまで待ってみようか
あるいは自殺でもしてみようか?
そんな勇気のある詩人などこれまでいなかった
なぜそうなのか証明して見つけることに
……命はものすごく強い
……命はものすごく残酷
ナイフでメチャメチャになる
明けても暮れても、だからお願いだ:
行って質問に答えるがいい
そうしたら目をそらすな――
元気を出して千年祭りを迎えるんだ
永遠の若さの感じを

それは憎しみだらけ 賛成だ
未来のことを考えたら――ずっと若いままでいろ!
新たな死の願望の季節へようこそ

2. キング・オブ・ザ・ビューティフル・コックローチ

時の終わりでハイになる
かみそりの刃でハイになる
人生の不思議でハイになる
ひどい苦境、ナイフのジャングルの中
踊っている、俺たちは、危険区域で
癒し手や売人の中
戴冠式を祝う
自分の悲しみの
そして朝早く 帰り道を捜す 美しいベッドへと
それが俺の人生、早いことは決してない
そういうものだ 俺の質問は貪欲過ぎる
俺はいつも聞いていた いつも早く聞き過ぎていた
なぜかなどと聞かないでくれ――
聞いたら殺してやる
本心を告白するには おそらく父親が必要だろう
尊敬する人が『神はおまえの父親だ』
しかし彼はそこにいた試しがなかった
そして喜ばせることも決してない
俺が罪の意識を感じることも決してない
10年経ったら……最も重要な感覚や倫理が――
SSTのように通り過ぎて行く
大物の上にグシャっと乗る
人間の尿の匂いが そこいら中の角でする
これは道徳の話ではない

セックスの快楽は
デカダンスによって麻痺してしまった
逃げ道はない トイレの窓からは 嘆きの匂い
インスピレーションが損なわれた
戴冠式を祝う 自分の悲しみの

俺の上に座れ、さあ座れよ、俺は怠慢、怠慢だ
俺はクレイジーと結婚してる 腕も足も
起き上がろうとしているのに
身体が椅子から離れようとしないんだ

3. ストレンジャー

幸福はいまだ俺の中にあった
なのに世界は慇懃に無視する
心をずっと開けておいた
焼かれるよりは消えたほうが良かった
俺が望んでいるのは
この世が俺を憶えていてくれることだけ
いい人生は俺のものだったがそれはもうない

光と熱でクラクラした
しまいには闇が俺を包み込んだ
バカげたトリックが心の中で
トラブルを起こしたがっている
俺の思考の中には自由の民がいる
感情は肉体の調子に影響を及ぼす
俺の堕落への門
宿命的にギャングスター・ラップのようにやる
ラウドで……ギラギラしていて……
悲しくない、ただ夢のように
暴力の瞬間 俺の中のすべてが喜ぶ
暑い日のきらめき それで俺はずっと気分が良くなる
きっと彼女を愛していたんだろう
俺の人生はすべて変わっちまったぜ、本当だ
新しい母親に早く触れたいと躍起になっていた
しまいには偽りのなんとか教の信者を
変えられるだろうか?
今日太陽と人生に殺された

4. アイ・クローズ・マイ・アイズ・ビフォー・アイ・ブリード・トゥ・デス

俺同様血の匂いが困らせている
悪魔のように、俺の内に棲む悪魔のように
目を閉じた方がいいだろう
まるで狼の群のようだ
「昨日は最低だった」だけど今日はマシ
構うものか、考えたことなどないのだから
明日のことは……1日では!
目を閉じた方がいいだろう
真実と向かい合うのが耐えられない
神々がクリケットをしている
太陽は不良品……俺は人生が大好きだ!
俺の汚い精神は勘弁してくれ 皮肉は俺の名声!
(頭の中の花はアスピックで育っている)
キスしてくれ、明日のために、キスしてくれ!
この夢を毎晩見ている:
深くて黒い穴の中に押し込まれる
何もない 運転中に 高速へ 地獄へと……
落ちて行くのがわかる!
目が覚めて――汗びっしょりになって――人生がいかに
素晴らしいかがわかる!
目を閉じる……血を流して死ぬ前に……

5. ホエン・ユー・リヴ・アズ・ア・ボーイ

健康と若さの聖職者が
自分の息子を送り込んでクラックを売らせている
利益はやつのもの 息子はバカを見るだけ
ここでは、母親はポン引き
娘達をゆすってヘロインを売らせている
裁判官や牧師に
まるでクリケットの試合のよう 血の庭での
『でも男の子として生きるのであれば
何も言わない方がいい
あるいは男の子として生きるのであれば
やつらに血の匂いをやるがいい
さもないとやつらに首をへし折られる』
文学は死んだ
おまえは死についてすべて知り尽くしたから
どっちみちな
心臓は火のようなハラワタのフック
タール・ベンゾールに殺人酸化物 火は俺たちの血
法と秩序の聖職者が俺たちの墓の上で踊っている
そしてレイヴしている!
10年が素敵に腐っていく そして自ら楽しむ
勇気ある母親達
自分達の役割を完璧にこなそうとする
だが彼女達の立場は取るに足らない
そしてロッジは空っぽ どっちみちな
石作りの住みかがくもの巣のように垂れ下がっている
バロック調のスタッコ細工の天井から
時たま怒りの若者が 登って天井にぶら下がり
ロッジの椅子にオシッコする
だがそこは空っぽ どっちみちな

6. エクソサイズド・バイ・ア・キッス

小さな島でまたしても1日が始まる
ここの教会には爆弾が落ちない……
ボートできれいなところへ行くんだ
海がヨットやボートでいっぱいのところへ
石油の匂いが戦いに勝るところへ
海の匂いでない
向こう岸でダイヴァーが溺れているのが見える
ヘリコプターが彼の新しい家へ連れて行ってくれる
熱帯の熱さを殺すような雨は降っていない、しかし
今日はいくつかの命が救えたかもしれない
夜になると嫉妬深い夫が
若妻の頭に三発銃をおみまいしているのが見える
自分の血におぼれ、自分の血をかぶりながら
彼女の母親は1、2週間は泣くことだろう
観光客がそこらじゅうにいる
俺のベッドルームにいる無数のアリのよう
素敵なアパートが彼らに与えられるだろう
漂泊するための部屋
個性ある家々が壊されていく
アリのおばさん達のために 耐えられない――
あとでクラブでウォッカを1ダース飲まないとな
おかしくなった頭のおかしなやつと行き合う
用心棒が後からどついてくる
唇から血がちょっと流れる
それでタクシーで家に帰ることにする
帰り道でまたしてもナイフを使っている
地元のやつを見る……
小さな島でまたしても1日が始まる
ここの教会には爆弾が落ちない

7. クリフハンガー・オン・ア・ブラディ・サンデー

あの日のことだけは覚えている
もっと小さな島へ行った時のこと
フェリーには頭のおかしなやつらであふれていた……
ディスコで、岩屋で
俺は最高のエクスタシー状態でレイヴしていた
朝の早い時間 俺はハンターのジープを盗んだ
やつは鳥撃ちだったのでやつの銃も盗んだ
それからマッシュルーム・ロックまで行って
鳥を撃った
海の方へ歩いて行くと
ぎょっとするようなことがあった
彼を鳥と間違えて 彼を4回も撃ってしまった
彼は海へと落ちて行った
まるで血なまぐさい映画のように感じられた
クスクス笑って銃を太陽の下に投げ捨てた
フェリーに戻って、水をしこたま飲んだ
頭をはっきりさせるために
北の方にある家に飛んで帰った
これで物語は終わり 本当の話であってほしくない
それでもいまだに歌っている『日曜日は好きじゃない!』
そしてあの時の記憶のせいで眠れない
いまだに肉屋のナイフのように感じられる……
いやな気分が毎日俺を食い尽くす
血みどろの日曜日のぎょっとする出来事

8. ヴァイオレンカ

ある日道でいやなご近所に会った
ヴァイオレンカという名の女が途中で俺を止めた
彼女は俺の車に乗った
彼女のスカートは足に触れていなかった
彼女の声にはひどく深みがあった――彼女は男だった
彼女はハイヒールと男の魂を売り渡していた
もう10リラで話はついた
俺たちは古いアパートへと入り込んだ
俺を吸い尽くそうというもくろみで
どこかのドアをかなり乱暴に押した
机とベッドがある小さな部屋
そこにあるインテリアはそれだけだった
そして暗い中その女男は俺を横たえた
汚れたアンティーク調のシーツと毛布の上に
それは国家を焦がし揺るがす運命にある
ゴキブリが白い液の中で干からびている
俺は思いきってちらっと見てみたが
軽い心臓発作に見舞われた
ナーヴァスになっていた
しかしそれにも関らず
その女男、彼女は液を飲んだ
俺の黒い泉から
彼女は俺を気に入り、涙を浮かべて言った
『さよなら』を百回も でも間違いない
俺は地獄にいた そこは……それが育まれるところ
ヴァイオレンカ さよならを言うといまだに震えがくる……
(さよなら――この言葉はもはやいい響きを持たない)

9. イーゴマニア

これはおまえについての歌
おまえはそういうやつ そういうやつなんだ
おまえはおまえの思うところの金持ち
おまえ――これで十分と思うことはないのか?
どうなんだ?
貧困と苦悩について 人生――金があり過ぎやしないか?
そしておまえ、利他主義の母よ
おまえの手を貸してくれ
おまえのむちゃくちゃなストーリーボードを
夢見ているがいい
しっかりやれよ、永遠に……
でも今は俺をほっておいてくれ
あるいは……おい――止まれ! 俺の傷をなめてくれ
話し合おうじゃないか
そしてヴィジョネアをやろう
毎日やっているモノポリーの代わりに
みんなのために分かち合い助けて走り回ろう……
でもじきに誰かがおまえを陥れるだろう
俺も人生のマラソンはやめた方がいいな
おまえは俺をだめにする――このマニアめ!
俺はもういいよ、嘘つきめ――俺の方が上だ
俺はガキという名の怒れる雄牛
自分で法律を定め
いつもオーラル・セックスを求めている
おまえは極端なうぬぼれ屋だ、おまえを感じる……
おまえがやって来るのが
おまえは来る――おまえをひどく感じる!
こんちくしょうめ……

10. ディー・エロティク・デル・マシン

希望と信頼がおまえの下に訪れますように――
そうしたら笑うんだ!時が永遠になくならないように
――そして笑うんだ!
おまえの笑いが本物だってどうして俺にわかる?
おまえの公の顔はなんの感情も表さない
これはタスマニアの笑いの時代
笑いの達人が帰って来た
おまえは何が欲しいんだ? 侮辱か?
おまえはそれが欲しいのか?
だけどそのまま行くのだったら気をつけろ――
俺が悪魔の笑いで答えてやるから
お互い手をピシャリと打った方がいいかもしれない
俺が怒りの感情を表す前に
でもおそらく互いを嘲笑するだけだろう
道を見つけて自分達なりに戦おう
来るべき素晴らしい日へ向けて
(戦争のある世界にどうして戦争が必要なんだ?)
時が永遠になくならないように――そして笑うんだ!
それは偉大なる栄誉
おまえが俺を信頼してくれるなんて!そして笑うんだ!
そして俺が強迫観念に取りつかれたら
おまえを頼ってもいいか?
おまえは頼もしい